大学院中退からニート、そして社内ニートへ
僕の過去について少し振り返ってみたい。
僕は順調に人生のステップを踏んでいたように周りから思われていた。
その分野では世界最先端で、かつ旧帝大の理系の学部を卒業し、大学院へと進んだ。
しかし就職活動をしていた大学院1年生の3月にあの東日本大震災が起こった。
世界は変わってしまった。
というより、僕自身の価値観が変わってしまった。
超優良の一部上場の企業に内定を貰っていたり、IT系のベンチャーや大手からたくさん内定を貰っていたが、果たして本当にそれが今やるべきことなのか。
未曾有の震災を前にして、この目で被災地を見たいと思い現地に行き、愕然とした。
こんな世界が広がっていたからだ。
写真提供:仙台市
避難所運営のボランティア、炊き出し、がれき撤去、こどものケアなどあらゆる支援をした。
しかしこの災害を前にして、こんなことやっていていいのだろうかと感じるようになった。
被害が大きすぎたのだ。人間の無力さを感じ、絶望的だった。
身バレしたくないから、話は端折るが、震災の時はなにかできないかと躁状態だったのだ。
寝ずに活動し、我を忘れていた。
ある事件がきっかけで急に鬱状態になる。
その時はわからなかったのだが、躁鬱病(双極性障害)だったのだ。
引きこもり死にたくなったが、実行に移せずに社会から孤立し、その当時付き合ってた彼女にはすごく迷惑をかけたし、支えてもくれた。
結局、同期が就職する中、休学し、そして退学した。その後事業をしたり、ひきこもったりして、東京で暮らしている。
現在は職業訓練校に通った後に、縁あったベンチャー企業で「社内ニート」している。そんな僕の日常を今後は語っていきたい。
@イサイヤス