ある精神障害者の戦い

逮捕歴5回。躁うつ病、ADHD、アスペルガーの精神病者。障害手帳2級。大学院中退→ニートなどを経て再び自営業者になりました。

シロクマの屑籠の記事「躁うつ病(双極性障害)、難しいよね」について、躁うつ病患者が思うこと。一言で言えばタイトルありえない。

シロクマの屑籠を書かれているシロクマさん id:p_shirokuma が次のような記事を書かれていた。

 

www.tensyoku-hacker.com

 

p-shirokuma.hatenadiary.com

 

躁うつ病は確かに精神障害で社会に適用することはなかなか難しい。

お酒、金、人間関係などが躁状態の時に一気に悪化し、信用をなくしてしまう。

 

ただ社会復帰をどうすれば出来るのだろうかと考える側の精神科医であるシロクマさんが、記事で「優秀な人材にありがちな病気――躁うつ病に気をつけろ!」などと書いていいはずがない。

精神科医はIQも高いし、確かに変わった人が多いのだが、この人もある種の精神病を抱えているのではとも思ってしまう(最後まで記事を読めば、躁うつ病の人をきちんとココントロール出来るような仕組みを整えれば、活躍できるという内容だが)。

 

言っていることは的を得ているので、記事を少し見ていきたいと思う。

 

「躁うつ病の躁状態は入院治療をためらうな。たとえ自殺しなくても社会的生命を奪われてしまって本人も周りもみんな不幸になりかねない」

これは本当にそう。発見が早かったら、僕も今のような状態にはなっていないと思う。

 

「ヤクザ+躁状態=最強!」

余談で書かれていて、本人ではなく参考書に書かれていたと書いてあるが、現在精神科医をしている人がリファレンスしていい文章では無い。

インテリジェンスで体格が良ければヤクザに向いているだけだろう。

それを躁うつ病患者と一緒にしないでほしい。

 

ちゃんと薬を内服している

 信頼できる医者に出会えるかにかかってくると思うが(人なので、合う合わないがどうしても出てくる。他の人にとっていい医者でも自分にとってはそうではなかったりする。)。

僕は現在真面目に服用している方だ。

 

手綱を握ってくれる人がいる

その通りだ。

一人での復帰はまず不可能だろう。

 

他人のアドバイスに耳を傾けられる

この人の言うことだけは聞こうと思える人に出会えるかどうかにかかってくる。

IQが高かったりするので、他人のアドバイスを聞きづらい傾向にある。

 

孤独ではない

精神科病棟に入った時点で孤独になっているパターンが高い。

 

規則正しい生活ができる人

これは薬を飲んで、運動していれば大丈夫かもしれない。

 

規則正しいワークスタイルの人

躁うつ病の人は、規則正しいワークスタイルの場合は離れていく傾向にある。

どうやって症状をコントロールするかとか書いてほしい。

 

 

復帰できるかどうかは運次第な気がしてきた。

一人でもいいから、面倒を見てくれて、信頼できてという人に出会うかどうか。

それが精神科医だったら躁うつ病の人は人生が破綻した後でも出会えるのでいいと思うのだが、少なくとも僕はシロクマさんにはかかりたくない。

できれば、躁うつ病患者をどうすれば社会で活用できるのか具体例をもっと書いてほしい。

人間関係などトラブルを抱えやすいと言われれば、まともな企業は敬遠するし、ましてエンジニアがよく見ているシロクマさんのブログにこんなこと書かれてしまったら堪ったもんじゃ無い。

 

 

こんな記事を見たせいで、今日は寝れなさそうだ(睡眠薬を通常の2倍飲んでしまったが)。

ムカついたけど、著作を一応全部図書館で予約をかけた(人気無いみたいだから、明日明後日には借りられそうだ)。

 

若干躁状態で思ったことを適当に書いただけなので悪しからず。 

ほな!

「若作りうつ」社会 (講談社現代新書)

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