ある精神障害者の戦い

逮捕歴5回。躁うつ病、ADHD、アスペルガーの精神病者。障害手帳2級。大学院中退→ニートなどを経て再び自営業者になりました。

生産性が上がらないのは、日本には無料で苦情を言う場が多すぎるんだ

図書館や役所を利用していて感じるのは、公共の場でキレているのは(時間にゆとりのある)高齢の方であるということだ。

これは企業が設けているお客様センターにも同じことが言えるだろう。

 

 

キレる老人

toyokeizai.net

散々メディアでも叩かれているが、上記の記事の中では、鉄道会社に乗り過ごして終電がないからタクシー代払えとか言っている老人が出てくる。

 

わたしが目撃したのは図書館でカウンターが2つあったのだが、一つに人がいなかった状況で「なぜ2つカウンターがあるのに、2人いないんだ!」という無茶苦茶なものだったりする。

続けて、「お前がいないから私が待たないとダメなんだ!」と永遠と大声で図書館内で騒ぐのである。

入り口の所まで館長と副館長に連れてかれて、話をしていたのだが20分以上大声で話し続けるのである。

 

都会では社会との繋がりは希薄であるが、高齢者であってもやはり社会とのつながりが薄く、怒る相手と話す相手として行政は人気なのだろう(いい加減にしてほしい話であるが)。

 

主語がデカく、老人だけがキレているというわけではないのだが、サービスが高いと言われている日本では些細なことに対してもキレるまたは苦情等を言う人が多く、その世代がゆとりよりも高齢な世代に多い(人口ももちろん多いから当然だが、俺たちが日本を作った意識が強いため横柄である)ため結果コストが高くなる。

中小企業やIT企業のようにお問い合わせはメールのみとかにして、あとは機械的に返信すればいいのである(AIが発達して自動で音声対応出来るようになれば生産性はかなり向上するのではないか?)。

 

 

私に関して

私が最近お客様センターに相談したのは、国産のプリンター(8000円程度)を購入した時だ。

「紙詰まりが起きた、どうすればいい?」

ぶっちゃけググれカス案件である。しかしマニュアルに沿って解決してくれるのである。わたしはハンズフリーで話しているので違う作業をしながら、並列でプリンタの問題も解決である。

そのあとに、ならGoogle Cloud Printが家庭でも使えるみたいなので設定方法を聞いた。

Google Cloud Print

非常に便利なのだが、設定が上手く行かずに電話で話していた時間だけでも2-3時間かかっている。

海外のメーカーならサポートは確実にないのだが、国内のメーカーは折り返し電話でも対応をする。

派遣社員の時給が2,000円とかであるし確実に赤字だろう(かけてきたのは上司だった)。

 

区の対応が悪い案件があったので、都庁の苦情に電話したことがあるのだが、その部署にお伝えしますと答えるだけである。

全く改善もされないし意味ないと感じる。

 

海外の企業では

上記も個人的意見だが、ここからも個人的意見である。

 

サポートの対応が素晴らしいと思うのは、やはりAppleだ。

Apple Careに入っていれば有償のサポートなので手厚いのは当然だ。

しかしiTunesで購入した記憶のない商品に関して問い合わせた時には、メールで対応したり臨機応変に対応してくれた(最終的には返金された)。

日本企業だとメールなどの記録に残るやり取りは一切しないとこが多いが、時間だけかかる電話でお互いの時間を消費し生産性を下げ続ける。

折り返し掛け合っても意味のない時間だけかかるし、言った言わないということで揉めることが多いので、メール対応は非常に助かる。

 

一方amazonの場合は冷徹な企業のイメージだ。

マーケットプレイスの返品は全て出品者の送料持ちなので返品を受け付ける。

しかしamazonコイン(google playiTunesカードと同じ)という商品に関する評判は悪い。

どういった人がamazonコインを使うかというと、ソシャゲーの廃課金者である。amazonコインで購入すると廃課金者なら最大24%のキャッシュバックと、キャンペーンとかでゲーム内でのコインバックがあるので3割以上返ってきたりする。

廃課金者には人気なのだが、決済システムとサポートがしっかりしていないので、購入していたりするのに対応しないということがあるらしい 。

返金対応もしなかったりするのだ。嘘のような話だが本当である。

 

最後に

どこの対応がいいか悪いかは当事者の主観でしかないのだが、appleは製品対応の価格を商品に組み込んでいるのか対応は非常にいい。

安かろう悪かろうではあるのだが、日本の場合は「安かろう良かろう」でなければならない場合が非常に多く、それが生産性を下げているのだ。

 

社会との関係性が薄くなった都会において、誰が暇な人の相手をするのかと言う問題だ。PCデポは企業としてその問題に対応しただけなのかもしれない(確実にやりすぎではあったが)。

 

生産性をあげるにはサポートは有料のダイアルだけにして、ググれカスを貫けばいいのだ。あとはフォームでの対応だけにして、機械的に返信だけすればいいのである。

 

将来的にはAIが自動返答するように進化してお客様センターでカスタマイズできれば、たくさん出ているテレアポの求人は一気になくなるだろう。

その時代はすぐそこまで来ている。

 

もっと付加価値ある仕事にシフトしてほしい。